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肥満はなぜ「伝染」するのか:実験結果 | WIRED VISION

12,000人以上を対象に32年にわたって計測を行った心臓研究のデータをもとに分析したものらしいです。

「ある人が太ると、その友人が同じ道をたどる可能性は57%高くなる」「きょうだい間では、ひとりが太ると別のきょうだいも太る可能性は40%高くなり、配偶者間では37%高くなる」そうで、肥満遺伝子の有無よりも、はるかに太るかどうかを当てやすいとか。

友人>兄弟>配偶者間というのは、関係がゆるいほど太る可能性が高くなってるみたいですが、そうなのかな。
もし、友人(のうちの誰か)が太る可能性が高くなる、という意味ならたくさん存在する友人の方が可能性は高くなるでしょうけど。

また、「体重が多すぎる誰かの写真を見た後では、われわれはより多くのカロリーを取るようになる」「周囲の食べる量に合わせて自分の食べる量を決める傾向がある」そうです。

以上が正しければ、一人でダイエットやるのはかなりつらいことになりますね。逆に、周りの友人や家族と一緒にダイエットやるのはかなり効果が高そう。

食べ放題とかバイキングの店に行くのは、単純にたくさん食べるからという以上にダイエットにとっては危険な行為だったわけですね。周りも、一緒に行った人も食べまくってるわけですし。

鳥や魚が集団で飛んだり泳いだりするとき、群れが一斉に向きを変えたりしますが、あれは一匹のリーダーがいて決めてるわけではなく、みんなで相談して決めてるわけでもありません。
群れの中で、近くにいるやつが曲がれば自分も曲がるという感じで、群れの中の各一匹が周りのごく近いところだけを見て自分の動きを決めると、群れ全体が意思を持つような統率された動きになるそうです。

そういう意味で、周りを見てそれに合わせるとか、無意識的にでも影響を受けるというのは、何億年も昔から遺伝子に刻み込まれてるのかもしれないなあと。

まあ、周りが栄養を貯めこんでいれば、自分もそうする方が生き残る確率は高そうですしね。
特にまだ言葉が発達してないころだと、群れの中の誰かが危険を察知したとしたら、そいつのマネをするのが生き残る方法でしょうし。

つまり、ダイエット中に「食べないつもりだから大丈夫」と飲み会に参加するのは、やっぱり大丈夫じゃないということですね。

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