うまくいかなくてへこんだり落ち込んだりすることはよくあります。
失敗してすぐにはあまり反省はしない方がいい。
他人を責めるか、自分を責めるか、偶然だということにしてしまうから。
反省は少し冷静になるまで待ってからした方がいい。
自分を責めるのは特にやめた方がいい。
自己嫌悪とか自暴自棄につながりやすく、さらに失敗が連鎖するから。
失敗してすぐは、失敗の記憶から萎縮しやすく、
萎縮すると普通ならできることも失敗しやすくなって、悪循環に入りやすい。
失敗したと思ったら、まずは一旦落ち着くこと、体制を整えること。
一息ついたら、委縮せずに普段どおりの力を出せるようにすること。
萎縮しない、というのは自信を取り戻すと言ってもいいかな。
自分はそれができると思うこと。
とはいえ、自信を取り戻すのはなかなか難しい。
自信があったとしても、うまくいかなかったんだから自信はぐらついている。
「根拠のない自信」という言葉があるけど、
持てるのなら「根拠のない自信」が一番いい。
自信の根拠というのは、たとえば「これだけ練習した」とか「以前何度もできたことがある(成功体験)」といったもの。
でも、うまくいってるときはいいけど、うまくいかなくなってくるとどうだろう。
「相手が自分よりもやっていたら?」とか「以前できたこともあるけど、失敗したこともある」とか「そもそもこんなことをやっていて効果があるんだろうか」とか。
どんどん心配になってくる。
根拠のない自信というのは、楽観主義ということになるのかな。
ポジティブ思考というのとはちょっと違う気がする。
根拠のない自信を持つとか、楽観主義になるとか、できれば苦労しないって話ですよね。
自尊心というのはどうだろう。
落ち込んだりしたときに、なにくそと思って頑張るための心かな。プライドとか誇りとか。
しかし、うまくいかないことが続くと折れてしまう。
硬い木のようなイメージで、耐えられる負荷を超えてしまうと折れる。
落ち込んだりへこんだりしたときには、もう少し柔らかく、曲がるけど元に戻るような精神状態がいいような気がする。
他人と比較するのもあんまり良くない。
他人よりうまくできたとしても、どこかに自分よりうまくできる人はいるし。
能力なんてそんなにはっきりわかるものじゃなく、勝ってると思ってた他人が自分よりうまくやることなんていくらでもあるし(逆に、他人が自分よりうまくやったとしてもたまたまできただけで能力が勝ってるからとは限らない)。
他人から褒められるというのは効果あるかも。
しかし、そう都合よく他人が褒めてくれるとは限らず。
へこんでるとき、失敗したときに褒められてもなかなか素直に聞けず。
自分で自分を褒める、認める。
これが一番良さそう。
自信の根拠になるようなこと。
100点満点でないからダメ、ではなくて、少なくともこれだけやった、ここまではできた、ということかな。
100点満点でないからダメ、ではなくて、少なくともこれだけやった、ここまではできた、ということかな。
自分を肯定するということのような気がする。
できなくても失敗してもうまくいかなくても、
自分は自分のことが好きだし、自分なりにはがんばってるし、
またがんばろうぜ、と思うこと。
自分のことを結果だけで評価せず、過程を認めてあげるということかな。
それは自分で自分をだけでなく、周りの人、嫁さんとか子供とか友人とか部下とかに対しても、同じようにできればもっと力を発揮してくれるということなのかも。