この本に載ってた話です。

人はできるだけ他人に頼まずに済まそうとする。
断られるのがいやだからとか、頼んでも断られると思うからとか、借りを作るのがいやだからとか。

借りを作るというのはともかく、断られる可能性というのはどれくらいあるだろうか。

実は大抵の人は、頼まれた相手がOKする確率を過小評価している。
相手がイエスと言うときのコストばかりを考えて、ノーと言うコストを考えていないから。

ノーと言うコストには例えば以下のようなものがある。
  • 自分を良い人であると思いたい
  • 太っ腹で度量の広い人と思われたい
  • 面と向かって断るのは気まずい
  • 頼みごとをした人に貸しを作れない

スタンフォード大学ビジネススクールのフランク・フラインとバネッサ・シークによって、頼みに応じてくれる確率がどれほど過小評価されているかを調べる実験が2つ行われた。

一つめ。通行人に短いアンケートに答えてくれるように頼む実験。
事前に参加者に「5人に答えてもらうまでに何人に頼む必要があると思うか」と質問したところ、答えは平均20人だった。
実際には、約10人に頼んだだけで5人の回答者を獲得できている。
しかし、参加者の20%は実験をやり通せなかった。事前に了解していてもできなかったということでこの数字は異常に高いと言える。

二つめ。通行人に携帯電話を借りて緊急の連絡をさせてもらう実験。
事前に「3人から借りられるmでに何人に頼む必要があると思うか」と質問したところ、答えは平均10人だった。
実際には、6.2人で済んでいる。
この実験でも25%の人が実験をやり通せなかった。

実験からは、
  • 断られることが自分の予想より苦痛なこと
  • 断られることは苦痛だけど自分の予想より頼みごとは聞いてもらえること
がわかる。

自分のことを思い返してみると、一回は試してみようとがんばるけど、一回断られて諦めることが多い。
でも、もうちょっと粘れば(他の人に頼むことも含めて)、実はうまく行ってたんじゃないかと思いました。
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