心配事や悩み事について考えるとき、いろんなことを考えてしまいます。
ああなるかも、こうなるかも。ああなったらどうしよう、こうなったらどうしようと。

ずっと同じことを何度も行ったり来たり考えてるとどんどん悪い方に考えてしまうので、全部書き出して整理してみることが大事です。

このとき、起こり得ることと、取り得る選択肢という形で整理すると良いです。
起こり得ることはこれだけ。
それぞれに対して取り得る選択肢を全部書き出して、選択肢ごとのメリットとデメリットを比べる。
そうすると、全部考えた上で一番いいのはこれだから、それ以上迷っても仕方がないという覚悟が決まります。

ただ、初めて経験することとか、よく知らないことの場合には、そもそも何が起こり得るのかがわからないので、起こり得ることを全部書き出せません。
そういう場合はどうするか。

たとえば、これまでずっと元気だったのに、急に病気が見つかって手術することになったとか。
病気がどれくらい重いのか、どんな治療法があるのか、治るまで仕事はどうするのか、お金の心配、など、起こり得る状況が予想できなかったり、状況の場合分けが多すぎたりする場合。

こういうときには、選択肢の側から考えるのがよいと思います。
たとえば、手術するか、手術しない治療にするか、仕事は休むのか、仕事は誰かに頼めるのか、など選択肢は意外と少なかったりします。
もちろん調べたり人に聞いたりすると選択肢が増えたりもしますが。

今選べる選択肢、選択肢を増やすための手段、選択肢を選ぶために知りたい情報、というように選択肢の側から整理して、早めに調べり聞いたりした方がいいこと、準備に時間のかかる選択肢は早めに手をつけるなど、優先順位を決める。

しばらく待てば、起こり得る状況の方も起こらないことは起こらないとはっきりしてくるので、起こり得る状況の場合分けも減ってきます。
準備に時間のかかる選択肢も、準備の時間が間に合いさえすれば大丈夫なので、状況がはっきりしてくるまでほっておいても大丈夫です。

何をどうしたらいいかわからないというのはつらいので、整理してやるべきことの優先順位がつくだけでも精神的にはだいぶ楽になると思います。


 
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ